原因不明の舌の痛みやしびれ(舌痛症)や口の渇き(ドライマウス)などでお悩みの方、口腔漢方治療をご存知ですか?(2012年6月2日発行の日経ヘルス 7月号でも紹介されています。)

漢方というと中国の薬、と思われるかもしれませんが、じつは漢方は中国から伝わり、日本で発展した、日本人の体質やライフスタイルに合わせて作られた薬です。漢方薬は草根木皮、動物生薬、鉱物生薬を決められた方法により一定の量ずつ組み合わせた薬です。 患者様の体質や自覚症状を詳細に問診し、個人個人にあった薬を処方する、いわゆる「オーダーメイド」の治療ですから、症状が似ているからといって、他人の薬をむやみに飲んだりはしないよう注意しましょう。

漢方医学の基本には『良医は未病を治す』という言葉があります。「未病」とは「健康と病気の間」を指し西洋医学では病気と診断されないものも漢方では対処法があると考えられています。その対処法とは生活改善・体質改善を促し、発症を遅らせ、生体がもっている回復力や免疫力を高めることです。

このような特徴がある漢方医学ですから、即効性のある西洋医学の薬とは、効き方が少し違います。からだに備わった免疫力を高める、体のバランスを整えることで病気に克つ自分に変えていく、病気にならない自分に変えていくことが重要です。

このようにいわれると、漢方は健康増進のサプリメントのようにお考えになる方もいらっしゃるのでは?

しかし、漢方薬はしっかりとした医師の指導なしに誤った使い方をすれば、重篤な副作用をもたらす、れっきとした薬であることに注意しましょう。