入れ歯へのこだわり

今、日本社会の高齢化は世界で類をみないスピードで進んでいます。2025年には65歳以上の人口は3500万人。ほぼ3人に1人は高齢者になると予測がでています。

これにともないQOL[クオリティ・オブ・ライフ](個々のこれでいいと思えるような生活の質)の高い高齢者の増加が見込まれ、今後歯科医療、特に入れ歯治療の担う役割はさらに大きくなると思われます。

良い入れ歯が入ることのメリット

良い入れ歯が入ると、食べる楽しみや人とのコミュニケーションなど社会性QOLを高め、栄養摂取、日常活動能力、視力、聴力などの健康状態にも良好な影響を与えます。しかし、良い入れ歯を作ることは容易ではありません。なぜなら人それぞれ良い入れ歯の定義が違いますし、もちろん価値観も違うからです。

私は、大学卒業後30年の臨床経験と多くの先生方から学んだおかげで、最近入れ歯作りに光が見えてきたように感じています。 現在は「入れ歯作りに歯科医師としての全精力を注いでいます」 というのが本音です。

入れ歯

人の口の中は千差万別です。 顎の骨の吸収具合、上下顎の位置関係、噛み癖、顎関節の動きなど複雑な要因がからみあいます。そのため、当院では一つの治療方法だけでなく様々な治療方法、技術、材料を組み合わせて患者さんのお口にあった入れ歯を作るようにこころがけています。

噛める入れ歯

また、当院での自費治療での義歯作成の際には、患者さんの顔ぼう、口元、顎の大きさ等について歯科技工士とを入念に打ち合わせを行ない、場合によっては実際に技工士に立ち会ってもらい患者さんの希望、要望をお聞きし入れ歯をつくりあげていきます。

当院は「噛める入れ歯」を目指していますので入れ歯ができたときがゴールではありません。
末長くお付き合いをさせていただく心構えでいます。

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